2012年8月16日木曜日

多可町夏祭り:「学生流むらづくりプロジェクト「木の家」]

 2012年8月15日 多可町夏祭りが盛大に催されました。
 加美区観音寺集落の「菜の花プロジェクト」の一環,播州織の浴衣をお借りして,学生流むらづくりプロジェクト「木の家」のメンバー8名,藤岡ゼミからも2名と私の長男が参加しました。

 「木の家」は8月24日から26日に,観音寺集落でログハウス建設合宿を予定しています。
 今年は,多可町の1つの団体として「木の家」も盆踊りの舞台に登らせていただきました。
 ゼミでは,太田さんが盆踊りのMVP賞を頂きました。
 卒業生からは,今井君が駆け付けてくれて,「木の家」の学生諸君と一緒に踊りました。






9月23日には「多可町菜種祭」があります。そこでは,「木の家」と観音寺集落の皆さん,藤岡ゼミを中心に「シカ肉料理」を提供しますので,ぜひ,多可町へお越しください。

多可町夏祭りの写真リンク

2012年8月 分尾キャンプの記録

 8月9日から13日にかけて,初めての4泊5日に挑戦する,サバイバルキャンプを実施しました。
 
 7月21日,8月4日から6日の事前準備とミニキャンプの成果と,4泊5日という余裕のある日程のおかげで初参加の3回生も分尾の山,自然に慣れることができたと思います。
 参加者は,3,4回生ゼミ全員,卒業生から辻本君,北垣君(豊岡市の森林組合),香西君,井川さんご一家,総勢30数名になりました。


 追手門学院大学名誉教授の原子物理学者 藤原一郎先生(京大名誉教授),矢谷慈國先生にご一緒頂き,藤原先生には,2晩続けての「原子力の話」「宇宙の話」を聞かせていただきました。
 今年は,森林活用の研究実習,羽尻の大カツラまでの登山,川魚釣り,虫取りなど,さまざまな活動を,それぞれに自由に楽しみ,学びました。滝つぼでの水浴び,ドラム缶風呂も楽しみ,そして,ペルセウス座流星群を観察。
 こうしためったにできない体験が実現したのは,分尾倶楽部の堀さん,山奥の悪路へバスを進めてくださった,野間観光の門脇社長さんをはじめ,多くの方のご支援のおかげです。この場をお借りして深く御礼申し上げます。
 多可町八千代区の青位眞一郎さんからは,平飼の地鶏4羽を提供していただき,江原の精肉店さん(ミートショップむかい)のご主人には,巨大で最高に甘いスイカと円山川で釣られた天然のアユを80匹以上を頂き,最終日には,但馬牛と藤原先生から頂いたワインで,最高の贅沢を味わうこともできました。



大カツラを目指す矢谷慈國先生と学生
羽尻の大カツラ



 12日の夕方,13日の明け方(午前4時)には,警報の出る「大雨」に祟られました。テント,寝袋が水浸し,川の水は濁りました。しかし,大雨は3年前のキャンプでも体験済みです。
 3回生の女性,4名だけ,分尾倶楽部の山小屋へ避難しましたが,あとの全員は,テントやフライシートの下で「安眠?」できました。
 キャンプそのものが初めての体験である学生諸君にとっては,とても過酷な経験だったかもしれません。しかし,その分,学ぶことも多かったと思います。

 今年,私は自らのタブーを破りました。チェーンソーを3回生男子に指導したのです。
 私自身がまだまだ,チェーンソーを自由に使いこなしているとは言えない,とても危険で厄介な機械です。キックバックが起これば,自らの身体を切り裂く危険があります。だから,これまでは学生にチェーンソーを触らせることをしなかったわけですが,3回生男子2名に特別に指導しました。
 はたしてなぜ,私が彼らにチェーンソーを使わせたか,それぞれのが自分なりに考えてほしいと思います。



  誰が考案したのか?あまりにも長い流しそうめん。その終点でそうめんを口で吸いこむ香西君。

 鶏さばきの実習,3回生を中心に挑戦し,OBの辻本君が指導してくれました。
鶏さばきでは,「生命を頂く」意味を体験します。
フライシートを2つ建設しています。このおかげで大雨にも耐えてキャンプを楽しむことができました。
分尾キャンプの写真リンク

2012年8月6日月曜日

分尾キャンプ事前準備

7月21日と8月4日から6日に,豊岡市日高町羽尻の分尾キャンプ場の整備を行いました。
昨年秋の台風,その後の豪雨によって,昨年夏に作った丸木橋は流され,登山道は倒木だらけでした。急斜面の道は,地滑りで崩落しており,とても荷物をもって登れる状態ではありません。

森林組合の北垣君が送ってくれた写真です。

 左斜面に地滑りで崩落した道があります。


上の箇所をシャベルとツルハシで整備しました。 


倒木は数か所で道をふさいでいました。


矢谷慈國先生,3,4回生ゼミ(杉崎,澤井,藤田,西崎,長瀬)と,井川さん親子と共に「登山道を整備しながら山に登り」,北垣君と杉を3本切り倒して,新たな丸木橋を建設しました。
2回にわたり,述べ3日間の作業で,登山道の倒木を撤去し,崩落した急斜面には新たな道をつけました。

 急斜面には2か所,20mのロープを下げました。

 
 分尾倶楽部(堀さんたち)の山小屋が見えます。その手前に今回建設した丸木橋が小さく見えます。

 ミニキャンプ


大変きつい仕事を2日間こなして,最後に滝つぼで水浴び

さて,8月9日から13日の本番キャンプでも,怪我もなく,楽しめることを期待しています。
とくに夜間の流星群が楽しみですね。